欧州の持続可能都市ランキング発表

英Schroders社は、欧州の59都市を対象に、13の環境政策を評価してランク付けされている「第1回European Sustainable Cities Index」を発表した。アムステルダムがトップとなり、ロンドンとパリがそれぞれ2位と3位に続いた。

評価指標として、再生可能エネルギーの消費目標、よりクリーンな公共交通機関、公共の電気自動車充電ステーション、使い捨てプラスチック、大気の質、気候計画、カーボンニュートラル目標、廃棄物政策などの分野を網羅。本Indexでは、都市の環境政策文書や、ガイドラインとなるEUの指令や目標を検討する中で、これらを重要な分野として認識している。

アムステルダム、ロンドン、パリの3都市は、指数の対象となったすべての政策項目で同程度のスコアを獲得しており、その多くが包括的な気候変動対策計画に裏打ちされている。
また、西欧・北欧の都市が上位を独占しており、北欧の都市はほとんどが上位4分の1にランクイン。アムステルダムとパリは、2050年にエネルギーの100%を再生可能エネルギーで賄うという野心的な目標を掲げており、その点で高い評価を得ている。

イギリスの地方都市であるリーズは、18位のブリュッセルなど、ヨーロッパの大都市を抑えて16位にランクインした。リーズは、包括的な「ネット・ゼロ・カーボン・ロードマップ」や「都市のためのクリーンエア戦略」など、すべての政策カテゴリーで高い評価を獲得。リーズは2030年までのカーボンニュートラルを目標としており、包括的な廃棄物削減戦略も持っている。

一方、ブリュッセルのパフォーマンスが比較的低いのは、EUよりも野心的なカーボンニュートラル目標(2050年まで)を設定していないこと、再生可能エネルギーの供給目標も不明確であること、廃棄物処理システムも最低限のものしかないことが原因だ。
本Indexは「国連の持続可能な開発目標11」に基づき、低炭素社会への移行を支援する政策を実施している都市を示している。また、選出された都市が環境への影響を最小限に抑えることができていない分野も示されている。

上位20カ国のスコアは以下になる。

1 アムステルダム        0.81
2 ロンドン                   0.77
3 パリ                           0.76
4 コペンハーゲン       0.74
5 オスロ                       0.72
6 ストックホルム      0.72
7 ベルリン                   0.71
8 グラスゴー               0.69
9 ハンブルグ               0.68
10 バーミンガム         0.68
11 ウィーン                  0.67
12 ヘルシンキ             0.67
13 リバプール              0.67
14 バルセロナ             0.65
15 マドリード             0.65
16 リーズ                      0.65
17 フランクフルト     0.64
18 ブリュッセル         0.63
19 ロッテルダム          0.63
20 マンチェスター     0.62


【引用元】
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THINK WASTE 編集部

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