英企業、軟質プラ年間計5万トン処理へ

イギリス国内に拠点を置く2企業、トータス・エンバイロメンタル(Totus Environmental・チェシャー州、以下トータス)とインパクト・リサイクリング(Impact Recycling・ニューカッスル州、以下インパクト)は、それぞれポスト・コンシューマー軟質プラスチック処理を強化する計画を発表した。2社合わせると軟質プラスチックの処理能力が合計5万トン以上増加する見込みだ。

トータスはプラスチックの油化を手がけるオルチオス(Orthios)に対し、年間2万7千トンのポスト・コンシューマー・プラスチックを供給することに合意し、発表した。
供給する予定の素材にはポスト・コンシューマー軟質プラスチックに加え、バッグや包装材、プラスチックフィルムなどの廃棄物固形燃料(SRFもしくはPDF)などが含まれるという。オルチオスはトータスからポスト・コンシューマープラスチックの安定供給を確保する形となる。
現在アングルシー島に建設しているトータスの油化工場が試運転に入り次第、オルチオスへの供給が開始される。オルチオスに供給された軟質プラスチックは、ゼロ硫黄混合油や原油代替品として使用可能な油へと加工される予定だ。

一方インパクトは、ポスト・コンシューマー軟質プラスチックを、単層フィルムと複層フィルムに自動選別可能な装置「BOSS-2D」を開発したと発表した。昨年12月に始まったプロジェクトで、1年もかからずに試運転機の開発まで漕ぎ着けた。今回の開発はEcosurety Exploration Fund(EEF)からの全面的な支援を受け成功させた。EEFは100万ポンド(約1億5千億円)を包装材の環境負荷軽減のために投資すると宣言している。

インパクトによれば、すでに主要なプラスチックフィルムメーカーや生産者、リサイクル業者などは興味を持っていとのことだ。BOSS-2Dは現在、ポスト・コンシューマー軟質フィルムを1時間あたり2トン、95%の正確さで分別可能だという。インパクトは今後、イノベーションUKなどからの支援も視野に入れながら規模を拡大し、ポスト・コンシューマー軟質フィルム処理プラントとしては初となる、年間2万5千トンの処理能力まで引き上げたい考えだ。


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THINK WASTE 編集部

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