米飲料メーカー、リサイクル材使用要件達成に苦戦

CalRecycleによる最新のレポートによると、来年発行されるカリフォルニア州が指定するリサイクル材使用要件の最低ラインを達成できる飲料メーカーはたった7社であると発表した。

2020年に可決された法律では、すべての飲料製造業者は2022年の初めからプラスチック飲料容器に少なくとも15%のポストコンシューマー樹脂(PCR)を使用する必要がある。2020年のレポートでは、同州にある69の業者のうち、ごくわずかの業者のみがその基準値に達した。また、各々のペットボトル製品に含まれるリサイクル材含有量の十分なデータを報告できたのは半数未満であった。

基準値を満たす7つの飲料製造業者には、ペプシコーラボトリンググループ、ネスレウォーターズUS、ナイアガラボトリングが含まるが、コカコーラやアンハイザーブッシュなどの主要な飲料メーカーは遅れをとっている。

州の義務づけ以外でも、多くの大手飲料メーカーは、ペットボトル製品内のPCR材含有量を徐々に増やすことを公約している。例えば、主要ブランドのいくつかは昨年の米国プラスチック協定に署名した際、2025年までに30%のPCR材を使用することに同意した。

大手ブランドは、カリフォルニア州の義務付けと同時に自社が掲げるリサイクル材使用の目標の両方を達成する上でも遅れをとっている。業界最大手であるコカ・コーラは、州内で操業しているすべての提携飲料メーカーからのデータを報告したが、リサイクル材の含有量はわずか10%だった。これは来年発行される法律の最低基準値を下回っていると同時に、2030年までにすべてのパッケージに50%のリサイクル材料を使用するという企業の目標も大きく下回る。

さらに、同じブランド内であっても、素材ごとにリサイクル材含有量の報告にぶれがある。例えば、ダノンのペットボトルは23%のリサイクル材を使用しており、来年の要件をはるかに上回っている一方で、HDPEとPPは、州内の事業の約3分の1の割合を占めるが、リサイクル材使用については報告していない。

飲料メーカーの一つであるCGRoxaneは、サンバーナーディーノにある自社所有のリサイクルPET施設のおかげで、同社はすでに必須の最低基準を超えていると述べる。同社は義務化が進むにつれ、成長しているクリーンなPETフレークの市場にさらに圧力がかかり今後需要が伸びるだろうと述べ、来年テネシー州に第2の再生PET工場を開設する準備を進めている。

リサイクル業者と飲料メーカーは、来年はこの基準を満たすことができると確信しているという。しかし、州が定める最小のリサイクル材の含有率は2025年には25%、2030年には50%へと急上昇する。多くのブランドがこの上昇率に対応する為に必要な調達料を確保できないことを懸念している。

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