
バイオマス原料・技術会議2015 開催

6月22日~24日、IBC Asia主催の第一回Biomass Feedstock &Technology2015―バイオマス原料・技術会議2015-が、韓国のシェラトンソウルDキューブシティホテルで開催される。
Biomass Feedstock & Technology 2015 公式サイト
エネルギー分野の通信社Plattsによると、2014年の韓国の木質ペレット輸入量は100万トンを超えており、前年のおよそ4倍に相当する。
同国では、先ごろ非木質バイオマスの輸入制限の追加緩和が実施されており、市場は活況を呈している。
北東アジア地域では、バイオマス原料の輸入需要が高まり、供給が需要に追いつかない状況が続いており、世界各地のバイオマス原料生産業者からも熱い視線が注がれている。
特に韓国では、2024年までに発電量の10%を再生可能な資源でまかなう再生可能エネルギー利用割合基準 (RPS) が導入されており、電力会社は今後も実質的な財政負担が続く。
こうしたなか、価格に敏感な北東アジア地域の企業では、木質、非木質バイオマスの生産を急速に拡大している東南アジアからの輸入を検討する動きが広がっている。
同会議では、アジア地域のバイオマス市場で重要な役割を担う企業や団体の代表が一堂に会し、戦略的な技術に重点を置きつつ各分野の投資機会を検討。
ペレットからやボイラーまでの多様な関連市場で持続可能性と投資収益率を高めていくための方途を探る。
*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません