食品世界最大手ネスレ(スイス)は製品の包装材をリサイクル、もしくは再生可能な素材に切り替えるため、20億スイスフラン(約2300億円)を投じると発表した。環境関連のスタートアップ企業への投資も強化する。投資家や消費者から企業の環境経営に対する圧力が強まり、プラスチックを多く使う食品企業は対応を迫られている。

ネスレは2025年までに、すべての商品の包装材をリサイクルなどが可能な素材にする目標を掲げている。食品包装材は輸送中の損傷や、病害虫から保護するなど安全性が求められる。現状では多くのプラスチックは食品用にリサイクルするのが難しい。

ネスレは19年9月、スイスに「パッケージング研究所」を設立し、高機能紙やバイオ素材の研究を進めている。今回の大規模な投資で、環境に配慮した食品包装材の開発などを急ぐ。さらに2億5000万スイスフランのファンドを立ち上げ、世界の有力スタートアップ企業に投資する。新素材の開発などで連携する。

世界では年間約800万トン以上ものプラスチックごみが海に流れ込み、深刻な海洋汚染を引き起こしている。特に容器や包装にプラスチックが欠かせない食品業界への批判は強く、各社は代替素材などを模索している。食品・日用品大手の英蘭ユニリーバも25年までに、新品プラスチックの使用量を半減させる計画を打ち出している。

【引用サイト】

ネスレ、再生可能包装材へ2300億円投資

この記事を書いた人

THINK WASTE 編集部

こんにちは、THINK WASTE編集部です。ご覧いただき誠に有難うございます。国内外のリサイクルの取組事例や再生可能エネルギー技術、資源循環型社会構想など、先進的な廃棄物利活用に関する情報をお届けいたします。