TBM、国内最大級のリサイクルプラント建設へ

株式会社TBM(本社:東京都中央区、代表取締役 CEO:山﨑敦義、以下 TBM)は、「横須賀市ゼロカーボンシティ」を宣言した神奈川県横須賀市で、使用済みのLIMEXや廃プラスチックを回収し、自動選別・再生する国内最大級のリサイクルプラント(処理能力:年間約4万トン)のプロジェクトを始動した。2022年秋の稼働を目指す。

今回設立するリサイクルプラントでは、使用済みのLIMEX やプラスチックを焼却せず、自動選別・洗浄し、LIMEX 製品や再生プラスチック製品の材料となる再生ペレットを製造するマテリアルリサイクルを行う。TBM は、資源枯渇や気候変動などのグローバルな環境問題の解決に向け、既にLIMEXやCirculeXの事業において事業者や消費者、自治体と連携したマテリアルリサイクルに取り組んでおり、今回のプロジェクトを機に更なるLIMEX製品の普及やプラスチック資源循環を加速さるプラットフォームの構築を進めたい考えだ。

背景
世界全体で廃プラスチックのリサイクルが課題となる中、日本国内での廃プラスチックの有効利用は85%とされているが、その7割は焼却によるエネルギー回収が占めており、焼却率の高さが問題視されている。日本政府は「プラスチック資源循環戦略」において、資源の消費抑制やCO2排出量削減により効果のあるとされるマテリアルリサイクル(廃プラスチックを原材料のまま再利用)を推進しており、2030年までにプラスチックの再生利用を「倍増」することを掲げている。今後、プラスチック資源のリサイクルの質と量の向上が求められる。

概要
TBMは、石灰石を主原料とするマテリアルリサイクルが可能な日本発の新素材 LIMEX(ライメックス)などの開発、製造、販売や、使用済みのLIMEXや廃プラスチックを資源として再生利用する素材「CirculeX(サーキュレックス)」を立ち上げ、資源循環モデルの構築や再生材料の用途開発に取り組んできた。
本プロジェクトは、現在6,000社を超える企業や団体にプラスチックや紙の代替素材として用いられている使用済みのLIMEX や、国内に滞留し処理ニーズが高まる廃プラスチックを横須賀市の収集運搬業者などと連携しながら回収し、マテリアルリサイクルを推進する。なお、本プラントは、神奈川県による県内経済の活性化と雇用の創出を目的とした企業誘致施策「セレクト神奈川NEXT」に認定されている。

引用元より

リサイクルプラントの特徴
(1)LIMEX と汎用プラスチックを自動選別し、再生利用する世界初のプラント
海外の大手選別機メーカーと連携し、近赤外線による素材検知・選別の検証を進め、プラスチックや紙などの他素材から LIMEX のみを自動選別する独自のプログラムを開発。回収された使用済みのLIMEXや廃プラスチックなどから、LIMEX 製品や再生プラスチック製品の材料となる再生ペレットを製造する。

(2)プラスチックのリサイクルプラントとして国内最大級
本プラントは年間約4万トンの処理能力があり、年間約2万4,000トンの再生ペレットの生産能力を有する、国内最大級のプラスチックのリサイクルプラントとなる予定だ。価格競争力を有する再生ペレットへマテリアルリサイクルすることにより、CO2排出を抑制し「横須賀市ゼロカーボンシティ」の推進に寄与する。

(3)従来、焼却処理されてきた雑多な事業系の廃プラスチックを再生する先進性
本プラントでは、自動選別ラインの導入により、これまで焼却処理されていたオフィスや工場などから排出される雑多な事業系の廃プラスチックなども積極的に受け入れ、再生することが可能になる。

(4)家庭からの製品プラスチックの再生に先駆的に着手
2022 年以降、家庭から出る廃プラスチック全般を一括回収する新たな分別区分「プラスチック資源」に対応したリサイクルのシステムが求められる中、本プラントでは家庭から排出される雑多な廃プラスチックを選別、再生することが可能になる。


【引用元】
*本記事に掲載している写真と本文は関係がありません

この記事を書いた人

THINK WASTE 編集部

こんにちは、THINK WASTE編集部です。ご覧いただき誠に有難うございます。国内外のリサイクルの取組事例や再生可能エネルギー技術、資源循環型社会構想など、先進的な廃棄物利活用に関する情報をお届けいたします。